海の底の美術館
こんにちは、イラストボードアニメーターの岩本あおいです
夏になると海に出かける方が多くいらっしゃいますが、
実は私は全然泳げません。笑
子供の時にばた足で少し泳いだことはあるのですが、全然
前に進まなかったんですよね・・・
泳げない、という点と濡れた体を乾かすのが面倒という点で
実は海で遊ぶ、なんてこともしたことがありません。
今なら暑すぎる、も加わりますね
こんなに暑くてもビーチとか海水浴場は人がたくさん
いるのか疑問ですが引きこもりの私には知るよしもないです
と言ってはいますが、海を見るのは大好きなんです。
海をぼーっと見るのが好きなので、私にとって海は
「泳ぐところ」ではなく「見るもの」なんですよね。
皆さんは海で何をするのが好きですか?
海の中でファンタジーなことが起きるといった映画やアニメは
たくさんありますが、海の中に美術館がある、と聞いたら
驚きませんか?
これはHouse of Fishという名前の海底彫刻美術館で、
イタリアのマレンマ海岸にある美術館です。
なぜ海底に美術館があるのかというと、
実はこれ芸術鑑賞のためではなく
生態系を守るため
に作られたものなんです。
この美術館は一人の漁師によって作られたもので、
毎日漁に出ていた彼は違法トロール漁に頭を悩ませていました。
というのも、このトロール漁というのは
トロール網という大きな網を海底で引きずることによって
海底にいる魚を根こそぎ獲る手法なのですが、
このトロール網がポシドニアという海藻を海底から
剥がしてしまっていたのでした。
アリエルやファイティング・ニモを見たことがある方なら
想像しやすいかもしれませんが、海の生き物にとって
海藻は家のようなものです。
敵から身を隠すため、卵を産みつけるため・・・
「海の生命はポシドニアから始まる」
と言われているくらいなのです。
さらにこのポシドニアはアマゾン熱帯雨林の15倍もの
二酸化炭素を吸収することが出来るので、
海中の酸素を吸っている生物からすると
必要不可欠なんですね
しかし違法トロール漁によって海底のポシドニアは
砂漠状態となってしまい、海の生態系は破壊されてしまいました。
違法をどんなに取り締まっても、「儲かる」という理由から
漁を続ける人は後を絶たないようです。
実際今でも漁獲量を定めているのにもかかわらず同じ理由で
密猟をしている人もいますので、
「今だけ」「自分だけ」思考の人はどこにでもいるみたいですね
そんな背景がある中で彼は海底に彫刻品を置いたのです。
この彫刻品たちはトロール漁に大きな役割を果たしました。
海底に沈められた網が彫刻品に引っかかり、トロール船が網を
離さざるを得ないのです。
これによりこの地域のトロール漁は完全に無くなり、
ポシドニアが復活し始めているそうですよ
同じように破壊された珊瑚礁のために作られた
キプロス島にあるアヤパナ海底彫刻美術館など、海底彫刻美術館は
各地にあるみたいです。
私は「海の神殿・アクーシャ」に行きたいです
(『劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション
ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ』より)
私にとって子供の時からずっと「夏はポケモン!」なので
劇場版ポケットモンスターを観ないと
夏の気持ちになれません・・・
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