クロマニョン人は「効果的な伝え方」を知っていた
こんにちは、イラストボードアニメーターの岩本あおいです
カツオに続き、今クロマグロ(本マグロ)が安いみたいですね。
海のダイヤと呼ばれるクロマグロ、やっぱりマグロの王様と言われるだけ
あってマグロの中で一番美味しいなと私は思っています。
鮮魚チーフとして働いていた時はマグロを丸(釣ってそのままの姿)で
納品した際には頭部の肉や中骨の隙間にある肉をスプーンでこそいで
販売していましたが、なかなかお目にかかれる部位ではないので
すぐ売れていたものです
20代までは
「やっぱり大トロでしょう!」
みたいなところがあったのですが、中トロ通り越して最近は
赤身が美味しいな、と食の変化が出ています。笑
中トロも大トロも美味しいんですが、すぐお腹いっぱいに
なってしまってマグロを堪能出来ずに終わってしまうんですよね。
でも醤油につけた時に醤油の表面に脂がはじけるところを見ると
ワクワクしてしまいます。
今回のテーマは「効果的な伝え方は20000年前に知られていた」です。
教科書で昔見たことある人も多いかと思われますが、
世界最古と言われていた絵がこちらです。
※世界最古と記載していますが、今各地でちらほらと壁画が見つかっているので
厳密にはこの絵が最古かどうかは不明です。
ラスコー洞窟の中に描かれていた壁画です。
赤土や木炭を獣の血や樹液で混ぜたものを顔料としていたようで、
その顔料で指や木の枝を使って描かれたとされています。
結構上手ですよね
ちなみにこの絵の一部に
「遠くのものを小さく描き、近くのものを大きく描く」
といういわゆる遠近法が既に使われていました。
馬で遠近法を使った場合と遠近法を使ってない場合を例えると
こんな感じです。
これはクロマニョン人ではなく令和のホモサピエンスである
夫に描いて貰ったものですが、
遠近法を使わない場合本来奥にある右足が手前にある左足と
同じサイズで描かれています。
遠近法を使った場合、視点に近いものほど大きく描かれ
遠いものほど小さく描かれます。
今私たちが当たり前のように知っている遠近法が既にこんな昔から
使われていたなんてびっくりですよね。
20,000年前に描かれていたこの絵ですが、なぜこの絵が
描かれたのでしょうか。
実際にクロマニョン人に聞いたわけではないのであくまで
学者さんの見解ですが、
「狩猟採集社会における祈りの対象だった」
という説があります。
今の私たちはお腹が空けば冷蔵庫の余り物を食べたり、
Uber Eatsを頼んだりと家の中から出なくても食事にありつけますが
狩猟採集社会ですとそうもいきません。
狩りに失敗すれば当然食べ物が手に入らないわけです。
なので、集落に住む誰もが飢えに苦しむことなく繁栄を続けましょう、と
この絵を描いたと考えられています。
同じ目標・同じ祈りを絵で共有していたんですね。
言葉で伝えていくことも可能だったのに、なぜ
絵にしたのでしょうか?
言葉の起源は10〜8万年前だと考えられているため、あの絵が描かれた
時代よりもはるかに昔のことです。
それでも絵で残した理由は、
「記録し、末長く伝えていくため」
だと考えられています。
実際、この壁画を令和を生きる20000年後の私たちも見ています。
言語には習得の壁や時代によって変わっていってしまいます。
ヒエログリフ、私たちのほとんどは読めないですよね。
もしこの壁画が絵ではなく文字だったら。
20000年前の人類は既に絵の伝達力を知っていたんでしょうね
伝えたい情報をビジュアル化することで
伝えたい相手に効果的・かつスピーディーに
伝えることができるのです。
あなたの事業の内容や目指している姿は、
伝えたい相手に届いていますか?
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